【関西鬼子隊版日本鬼子(楓)声優オーディション企画】

2021年9月に開催予定のサブライブ!ペガ!! Vol.5 のボイスドラマ(日本鬼子10周年記念作品)公開アフレコに登場するキャラクター【関西鬼子隊版日本鬼子(楓)】の公式声優を募集いたします。
なお、当方の管理サイト、および動画配信サイト(YouTube 等)にて公開予定の PR 動画にも出演(音声データを提出)していただきます。PR 動画に関しては、2020年12月に収録する予定です。


参加条件

・ 女性声優
・ プロアマ問わず
・ Twitter と YouTube のアカウント保持者
・ 2021年9月(日時未定)に奈良県上牧町にて行われるイベント日に確実に参加できること
・ 公開アフレコ、およびボイスドラマの映像作品化・音声作品化に関して、あらかじめご了承いただけること


参加方法

・ Twitter にてハッシュタグ【#日本鬼子オーディション】をつけて参加表明してください。
※ その際、https://twitter.com/Kansai_Oniko をフォローしてください。(※オーディション期間中のみで構いません)
※ ご質問等がございましたら、上記 Twitter の 当該記事にリプにてご質問ください。
※ よくある質問につきましては、Q & A ページをご参照ください。

・ オーディション選考のため下記 @〜H のセリフを読み上げて YouTube に上記ハッシュタグと当該イラスト(TOP絵)を添付のうえ、「日本鬼子オーディション」のタイトルで動画を投稿してください。
※ セリフを読み上げる前にご自身のお名前をお願いいたします。
※ 動画にTOP絵を組み込む際には、改変や効果付けなど、自由に行ってください
  また、以下で公開されている小説中の挿絵を使用することも可能です。


@ 「ご無沙汰しています、ミサキ様。――――大佐(たいさ)」

A 「ミサキ様、居(い)らしてたんですね。ミサキ様はさておき…………大佐は……異界が現れて大変な時に悠長に月見酒ですか。あの子が異界の中に連れ去られたというのに」

B 「あ、あの…………」

C 「ごめんなさい――――でも大佐に言われたくありません……」

D 「……はい、ミサキ様。彼女以上に、あの子の霊力まで利用されれば……この世界が大変なことに――ミサキ様、どうか、あの中に入る方法をご存じではないですか?」

E 「二人、それって、まさか?」

F 「それが――マホロバーンが起こる少し前から、あの子の霊力を感知できない時がしばしばあったんです。結界というか、なにか別の力が働いているような。それと今朝方、あの子が何者かの車に乗せられた途端……」

G 「……そ、それが、なにもわからなくなって……どこに連れて行かれたのかも……なにも。心当たりを捜してもみました。でも、どこにも、気配すらなにも――――もしかと思って奈良まで来てみたら微かにですがマホロバーンの中から彼女の霊力を感じました」

H 「大佐! 心当たりが!」


参加表明及び YouTube 投稿期限

2020年10月31日(24時まで)


結果発表

2020年11月13日


報酬

PR 動画出演(音声データ)
10,000円
2020年12月(日時未定)に所定の口座に振り込み

公開アフレコ参加
16,500円(交通費別途支給)
2021年9月(日時未定)のイベント当日に直接支給


共演予定キャラクター

・ スピカ・スカイユ(CV:飯田悠佳
・ 真田ちゆり(CV:久留ゆう
・ S・ブラッドストーン
・ やぎつくね(CV:音羽咲夜
・ 鹿奈時雨(CV:石崎紗彩
・ 煌御門碧琴(CV:黒月亮
・ リアン・フェルナンデス(CV:七海映子
・ 春見沙耶
・ 美月咲紅(CV:美月咲紅


関西鬼子隊版日本鬼子(楓)のセリフが出てくるシーン、小説「大和まほろば奇鬼妖神 煌御門の陰謀【プロローグ】」の一部抜粋編纂です。

 紀伊にそびえる八つの峰に囲まれた宗教都市の中心部の外れ、鬱蒼とした林の中に、(およ)そ参拝者が訪れることのない寺院の敷地内に設けられた草庵の縁側に座る燕尾服に身を包んだ男と金髪長髪に作務衣を着崩(きくず)した男がいる。二人は目の前の小さな池に写り込んだ月を愛で、秋虫の声に耳を傾け、穏やかな空間の中にて静かに酌み交わしていた。
 この場所にはとうてい不似合いな恰好の燕尾服の男が視線を園庭の中央に向けおもむろに口を開いた。

「おや、お客様ですね」

 青北風(あおぎた)にまだ青さの残る草木の落ち葉が舞散らされると、その場所にいつから居たのか、葡萄染(えびぞめ)着物(きもの)服姿の女が立っていた。

「……(かえで)か……いつもの登場かい、ヒネリがあれへんなー」

 金髪の男は突然に現れた女を見やり驚いた風もなくぶっきらぼうに言い放つと、手に持っていたグラスの中の麦酒(ビール)を勢いよく口に流し込むと喉を鳴らしながら一気に飲み干した。

① 「ご無沙汰しています、ミサキ様。――――大佐(たいさ)

 澄み切った刻(とき)≠フ中に佇む女、朝靄の残る湖畔に響き渡る竪琴(ハープ)のような透き通る声、上質の金糸・銀糸だけで織られたような光沢のある布地に染め上げられた優美な紅葉柄(もみじがら)の振袖と美しく長い黒髪は月光を照り返し煌めき、練絹(ねりぎぬ)のような白い肌と相俟って天女と見紛うばかりである。
 それ以上に、(かえで)と称呼された美の結晶体からにじみ出る人間離れ≠オた違和感。
 それは二人の男が瞬きする間もなく眼前の園庭に出現したことなのか。それとも女の側頭部に着けられた不気味な装飾品(能楽(のうがく)で使用される般若の面)による(あや)しさからなのか。否、女の艶やかな黒髪から生々しく()えでた、まるで(おに)を連想させるような、金色に輝く二本の(つの)がそのこと≠見る者が感じざるを得ない要因だった。

② 「ミサキ様、()らしてたんですね。ミサキ様はさておき…………大佐は……異界が現れて大変な時に悠長に月見酒ですか。あの子が異界の中に連れ去られたというのに」

 楓は中っ腹な口調で大佐と呼んだ金髪の男を睨み付けた。

「楓ぇー、異界《マホロバーン》な。それにあの子のことは想定内やろ」

 男は素っ気なく楓に返答すると煙草を取り出し火を点けた。
 大佐の隣に端坐(たんざ)して二人の会話を聴く燕尾服の男が『ミサキ様』と呼ばれた人物らしい。眉をひそめて楓に訊く。

「……連れ去られた? もしや、それは楓さんがずっと目にかけている方相氏の少女のことですか?」

 ミサキが楓に問いかけるやすぐに男が煙草の煙を勢いよく吐きつつ咳き込みながら声を荒げた。

「なに?! ま、まさか、あの、ちびっ子エクソシストのことか!」

 交響楽団(オーケストラ)顔負けの秋虫達も何処へやら園庭中が水を打ったようになる。

「楓、そうなんか?」

③ 「あ、あの…………」

 口をつぐんだ楓の燃えるような赤い瞳は大佐の黄金色の瞳と交わり、彼女は着物の襟元を強く握りしめた。そして瞼をゆっくりと閉じて顎を引き、詫びるように頭を深々と下げた。

「おいおい! っていうか、どういうことや! オマエが見とったんちゃうんか! あれほど()()けぇ()うとったやろ!」

 大佐の叱咤に楓はうつむいたまま眉間に皺をよせ唇を噛んだ。
 美しい顔が別れ話でも持ちかけられ、苦渋の決断を強いられた悲しげな女のような表情に変わる。

④ 「ごめんなさい――――でも大佐に言われたくありません……」

 今にも泣き出しそうな、泣いているような、か細い声が大佐の鼓膜に染み込んだ。
 金髪の男は楓に投げた唾罵(だば)に罪悪感を隠せないのか、楓から視線を逸らす。

「ちっ……そんなシナリオあれへんぞ……ヤバイな」

 男は苦虫を噛みつぶしたような表情でミサキに視線を移した。

「そうですね。これはかなりまずいことになりましたね」

 ミサキは、茶碗の中の酒(般若湯)に映りゆらぐ満月をしばらく見つめた。
 佇む楓の黒髪が夜風に揺らぎ、楓の膝が少しばかり震えているのを大佐は見逃さなかった。残暑厳しい下界に比べ高地に位置するこの場所は夜が更けるにつれて肌寒さを増す。が、楓が震えているのはこのためではないのだと理解している。
 楓は懇願するような瞳でミサキに話しかける。

⑤ 「……はい、ミサキ様。彼女以上に、あの子の霊力まで利用されれば……この世界が大変なことに――ミサキ様、どうか、あの中に入る方法をご存じではないですか?」

 小さな溜息の後、やさしさのこもった表情を楓に向けるとミサキは平然と話し出した。

「そもそも、この物語には結末が用意されています。ですが、まさか、あの()≠ェこちらに来ることは予定外でしたね。さて、助けにでもいくつもりなのですか? ――楓さん、並々ならぬ力の持つあなたをあのもの達がそうやすやすとマホロバーンの中に入れてはくれないでしょうね……しかし、そう心配しなくても、台本どおりであれば、あの二人がなんとかしてくれるでしょう。そうですよね大佐」

 ミサキは口元を緩めて大佐の顔を眺めた。
 楓も大佐に視線を移す。

⑥ 「二人、それって、まさか?」

「ああ、うちのスピカと真田ちゆりやな。せやけど……」

 男は舌打ちをしながらグラスに麦酒を注ぎ始めた。楓に対するミサキの温容。それにくらべ険しい顔立ちになっている自分を腹立たしく思う。

「まあ、楓さん、突っ立ってないで、こちらにお坐りなさい」

 楓はミサキの手招きに素直に応じると大佐の隣に腰かけた。
 微弱な空気の振動と物理的に縁側に伝わる振動、楓の動揺を大佐とミサキが感じとる。
 金髪の男は深く煙草を吸い込んだ後に天を仰ぎ大袈裟に大きく紫煙を吐き出すと、楓に振り向き彼女の肩に優しく左手を置いた。
 三人に僅かな静寂が過ぎ、楓の心と身体(からだ)が凪ったことに金髪の男大佐≠ヘ安堵した。彼は今度こそ温かみのある声で楓に語りかけるよう努力した。

「楓、せやけど、ちびっ子はどうやって……こっちまで来れたんや?」

 楓の赤い瞳の奥を覗き込むようにして訊いた。

⑦ 「それが――マホロバーンが起こる少し前から、あの子の霊力を感知できない時がしばしばあったんです。結界というか、なにか別の力が働いているような。それと今朝方、あの子が何者かの車に乗せられた途端……」

 口籠る楓。

「どうしたんや?」

⑧ 「……そ、それが、なにもわからなくなって……どこに連れて行かれたのかも……なにも。心当たりを捜してもみました。でも、どこにも、気配すらなにも――――もしかと思って奈良まで来てみたら微かにですがマホロバーンの中から彼女の霊力を感じました」

 男は楓の瞳から静かに目を離し、煙草の煙を月に吹きかけ夜空に視線を走らせて、ため息まじりに小声でごちた。

「……まさか……あいつらか」

 男の呟きを聴くなり楓は驚いたように立ち上がる。

⑨ 「大佐! 心当たりが!」

「…………」

 男は楓に何も答えず、夜空を見上げたまま、自らの口から溢れ出た煙草の煙を肺深く吸い込んだ。

「――煌御門(きらみかど)――」

 ミサキが秋虫の奏でに溶け込むような声で囁いた。

    

日本鬼子同人アンソロジー募集要項

日本鬼子の同人アンソロジー『天地創造』を、
2020年9月27日のサブライブ!ペガ!! Vol.5 に向けて発刊する運びとなりました。
発刊に際し、ご関心をお持ちの方々にもご協力を募りたく存じ、原稿を募集いたします。
詳細は、下記のリンクボタンをクリックしてご確認ください。

日本鬼子同人アンソロジー募集要項